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薬草の博物誌 -森野旧薬園と江戸の植物図譜-展

カラスウリ Trichosanthes cucumeroides 『本草図譜』(岩崎灌園著、1830~44年の刊に彩色を加えて発刊した大正版)より 所蔵:高知県立牧野植物園 撮影:佐治康生カラスウリ Trichosanthes cucumeroides
『本草図譜』(岩崎灌園著、1830~44年の刊に彩色を加えて発刊した大正版)より
所蔵:高知県立牧野植物園
撮影:佐治康生
薬草を主とした本草学が中国から渡来し盛んになった江戸時代。それは近代に向かって博物学へと発展していった。

本展では、江戸時代から続く森野旧薬園と当時描かれた薬草を中心とした植物図譜を通して、幅広い本草の世界とその魅力を紹介する。

私たちにも馴染み深い漢方薬。その元になっているのが江戸時代に発展した本草学である。江戸後期には、原料の一種である薬草は幕府により国産化政策がとられるほど貴重なものでした。当時の人々の関心も高く、それを裏付けるように多くの本草書や図譜が出版されていた。そして薬草から植物全般へと研究、または興味の範囲が広がっていくのもこの時代。

そのころ薬草への造詣が深い人物として現れたのが森野初代藤助通貞(号:賽郭)だ。先の幕府の政策にも尽力した賽郭は、現存する日本最古の私設薬草園「森野旧薬園」を開設する。晩年には約千種の動植物の姿を、自然科学的な観察眼で色鮮やかに描いた『松山本草』を完成させた。この薬草園には今も薬草に関わる温故知新の知恵が息づいている。

森野旧薬園の存在をきっかけとする本展は、「薬草」に焦点を当てながら、賽郭の意思を忠実に受け継ぐ森野旧薬園を紹介するとともに、江戸の初期から後期、そして本草学が近代植物学へ移行する時期までに描かれた主要な植物図譜の変遷を、約90点の実資料の他、写真、映像などで展観する。それらを通して、当時の人々が薬草を含む植物に注いだ熱い眼差しを感じ取っていただきたい。
開催期間 2016年03月03日(木)~2016年05月21日(土)
※イベント会期は終了しました
休館日 水曜日
時間 10:00~18:00
入場料 無料
会場
  • LIXILギャラリー
  • 東京都中央区京橋3-6-18 東京建物京橋ビル LIXIL:GINZA2F
会場URL http://www1.lixil.co.jp/gallery/
会場電話番号 03-5250-6530
詳細URL http://www1.lixil.co.jp/gallery/exhibition/detail/d_003358.html

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